2011年5月17日火曜日

「HARUの集い♪」―震災から2カ月 復興に向け結束―

514()、東北大学の片平キャンパスさくらホールで
HARUの集い♪」が開かれました。
参加者はHARUに参加している学生、
活動にご協力いただいている学内の先生方などです。
ボランティアの活動報告や歓談を通して、
今後の活動に向けた決意を新たにする機会となりました。

大学の講義も始まったことでHARUの活動は節目を迎えています。
HARUに登録している学生は1000人を超え、約50もの
プロジェクトを実行してきました。
規模が大きくなったため活動すべてを把握している人は
本部メンバーも含めほとんどいません。

復興に貢献したいと思っていても、同じプロジェクトに
参加するメンバー以外は会う機会もないため、
交流する機会はこれまでほとんどありませんでした。

そこで企画されたのがこの「HARUの集い♪」です。

19時から始まった集いでは、まずHARUリーダーの鈴木杏奈さんが
このイベントの趣旨を説明、参加者の活動をねぎらう場面もありました。

次に顧問の吉岡敏明教授(環境科学研究科)が
HARU設立の経緯を説明されました。
そして「これからも地域に根差した活動を続け、
肩に力が入りすぎないようにがんばってください」
とおっしゃいました。

ご多忙のため参加できなくなった井上明久総長の
代理として出席された東谷篤志総長特別補佐からは
「大学本部もHARUの活動には感謝している。
いろいろなところからお褒めの言葉も貰っている。
これからもがんばってほしい」とのお言葉をいただきました。
そして乾杯の音頭をとっていただきました。
   

歓談の時間になると、参加者は自由に動き回りながら
多くの人と歓談していました。
意見交換をしている姿も多く見られました。



               

これまでにHARUが行ってきた活動について、
各プロジェクトの参加者からの報告もありました。
参加者の中には飲食を忘れて発表に聞き入る姿もみられました。




                                   

集いは19時から20時半までの1時間半にわたって行われ、
顧問の村松淳司教授(多元物質科学研究所)による一本締めで閉会しました。


参加した文学部の3年生は「今までHARUのボランティアに
参加できなかったが今日は来てよかった。
活動について知ることもでき、思いを同じくする人たちと
話す機会もあった」と話していました。
この日は、参加した人たちにとって有意義な会になったようでした。
                              (広報部 久保木達朗)

2 件のコメント:

  1. 青森公立大学3年生の学生の者ですが、私も災害ボランティアを立ち上げたいと思っています。
    先週私は気仙沼市と陸前高田市にボランティアに参加してきました。
    ボランティアの数が足らないと痛感し、今こそ若者、学生の力が必要だと思っています。

    ボランティア団体の立ち上げ方の手順などを具体的に教えて頂ければ幸いです。
    突然のコメントで申し訳ないですが、よろしくお願いします。

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  2. >SAMURAIさん
    コメントありがとうございます。ボランティア団体を立ち上げたいとのお気持ち、心強く感じております。もしよろしければ、詳細を以下の広報部までご連絡いただけますと助かります。

    tohoku.gakusei.fukko.kohoアットマークgmail.com

    ありがたいことに、現在弊団体に他大学や他団体からの問い合わせが殺到しており、少人数の広報部で鋭意対応させていただいているところです。お返事まで少し時間をちょうだいする可能性がありますので、その点ご了承ください。

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東北大学地域復興プロジェクト"HARU"は、
東日本大震災からの復興支援・地域再生を目的として結成されたボランティア団体です。
現在は主に、仮設住宅での
支援活動をおこなっています。
東北大学の公認をいただいており、今後も地域に寄り添った活動を続けていく予定です。