2011年6月24日金曜日

HARUは現在、体制を整えております。

東日本大震災を受けて3月24日に有志の学生でHARUを立ち上げてから、3ヵ月が経ちました。
これまでは、まずは動いて、できることをしようと奮闘し、多くの要請に応えてきました。
自分たちにできることは何か、すべきことは何かを、常に模索してきました。

3カ月は、被災地の復興フェーズが移り変わるところも多い時期です。
これを機に、私たちは今後の活動を考え、新たな体制を整えようとしています。
そのため、現在はこれまでのような支援活動は十分に行うことができません。

まだまだ被災地では必要とされている支援が計り知れないほど残っております。
私たちは今、長期的にこの震災と向き合っていくための、必要不可欠なステップを踏んでいます。
またボランティア活動を本格的に始動するまでの間、少々お待ち下さい。


※お問い合わせ対応も現在調整中です。お問い合わせ時には、必ずこちらの最新の情報をご参照下さいますよう、よろしくお願い致します。

2011年6月20日月曜日

石巻ワンダー横丁のご紹介 〜シャッター絵描き、みんなの表札展〜

「石巻ワンダー横丁」プロジェクトは、東京の「アイランドジャパン」に所属する遠藤一郎さんをはじめとするアーティスト集団が中心となって活動しているものです。HARUのメンバーも、先日こちらの活動に参加してきました。

石巻の立町商店街は津波で大きな被害があり、震災直後は泥だらけで、人通りもなく、街全体が「グレー」でした。その中で、ある花屋さんが店を開いていました。4月上旬から商店街に泊まり込みでボランティアをしていたアイランドジャパンの「さっこちゃん」(アーティスト)は、その店に掛けてあった「一枚の絵」を見たとき、心が揺さぶられたそうです。それがきっかけとなり、商店街のシャッターに絵を描く活動を始めました。商店街の人に元気になってもらい、お店を再開して、石巻に活気を取り戻したいという思いがあります。


これまで3店舗のシャッターや看板を描きました。東京や大分など日本全国からアーティストが集まり、また通行人や地元の人を巻き込んでシャッターに絵を描いています。
絵を描くボランティアも随時募集しているようです。特別な技術は必要ありません。一緒に絵を描きましょう!

また、現在石巻ワンダー横丁では、シャッターを描いた近くで高校生の作品展を開いております。石巻西高校、石巻好文館高校の美術クラスの生徒が、仮設住宅のために廃材で作った表札が展示されています。被害が重篤な地域の生徒が多く、想いを込めて制作されています。




会場となる商店街も津波で大きな被害があり、多くの商店が営業を再開していませんが、店主様のご好意で無償で提供して頂いたそうです。

「みんなの表札展」
日時:6月18日〜6月26日11:00〜18:00
場所:ボーイズギャラリー 石巻市立町2-6-25

展示が終わったあとは、仮設住宅へ表札を贈ります。
会期中は来場者も表札を作ることができます。材料は用意してあります。
多くの方のご来場をお待ちしております!
連絡先:
石巻ワンダー横丁・梶原千恵
chi5kj@yahoo.co.jp

2011年6月16日木曜日

附属図書館より感謝状をいただきました!

HARU広報部の久保木達朗です

このたび東北大学附属図書館よりボランティア活動に対して感謝状をいただきましたので報告します。

HARUでは4月から6月の初めにかけて東北大学附属図書館の復旧ボランティアを行ってきました。
附属図書館は蔵書数400万冊を超える国内で有数の規模の図書館です。しかし今回の震災により100万冊以上が落下したり破損をしてしまいました。

HARUでは図書館の一日も早い復旧のためにボランティアを行い、図書館は5月の連休明けには開館につなげることができました。現在は開館時間も震災以前の通常の時間帯で開館しています。


6月14日は附属図書館の創立100周年の日に当たります。この日、東北大学附属図書館創立100周年記念日の祝賀式が催されました。


はじめに野家啓一館長から記念日にあたって「附属図書館創立百周年の記念の年に東日本大震災で被災し、大きな被害を受けたが学生ボランティアの協力もあり早い復旧ができました。これから次の100年へ向けてさらに盛りたてていきましょう」との挨拶がありました。

その後、野家館長よりHARUへ感謝状が手渡されました。


感謝状の内容はこちらです。

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感謝状

東北大学地域復興プロジェクト HARU殿

貴団体は今回の東日本大震災にあたり学生ボランティアとして深刻な被害を被った附属図書館復旧のために多くの有志を集い誠に多大な貢献をされました
よって東北大学附属図書館創立百周年の日にあたりその功績を讃え深甚なる感謝の意を表します

平成二十三年六月十四日
東北大学付属図書館長
野家啓一
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最後に祝賀式に参加してHARUに感謝の意を示してくれた職員の方々と記念撮影をさせていただきました。

東北大学地域復興プロジェクト"HARU"は、
東日本大震災からの復興支援・地域再生を目的として結成されたボランティア団体です。
現在は主に、仮設住宅での
支援活動をおこなっています。
東北大学の公認をいただいており、今後も地域に寄り添った活動を続けていく予定です。