2011年12月13日火曜日

菜の花プロジェクト


こんにちは。
HARU広報部の北澤です。
いつもHARUを見守っていただき、ありがとうございます。

今回は、HARUが取り組んでいるプロジェクトの一つ、
『菜の花プロジェクト』をご報告いたします!

ブログでの紹介は初めてですし(すみません;_;)、年末ということで、今までの活動を振りかえっていただきました。どうか最後までお付き合いください。

***
きっかけは、7月。
農学部の先生より、菜の花プロジェクトを一緒にやらないかと言う打診が来ました。
まずは、現場にいこう!

と言うことで、7月、畑のヘドロかき作業に参加。
参加者の一人に、その時の様子をうかがいました。

「水田地1.4haに対し、東北大の学生や教職員の方々、日本赤十字社、NPOみやぎ災害救援ボランティアセンターのを含め総勢約100名で水田地1.4haのヘドロ除去を行いました。
塩害で植物は生えていないと個人的には思っていましたが、写真の通り雑草は生え放題でした。」

「但し、生態系はほぼ破壊されてるように見え、生えている雑草はあっても1~2種類。やはり塩害土壌の早期回復支援は必須と感じました」
「農学研究科の先生から説明を受けた後、参加者が適に役割分担をし、もくもくと作業しました。


初対面同士でも自然と協力し合える感覚、素敵だなーと感じていたりしました。しかし、この日は予定の2/3程度しか終えることができず。100人が5時間作業してこの成果です。今回作業した水田地は、塩害を受けた全地域の、いったいどれくらいの面積になるんだろうと、途方もない疑問が心に浮かびました。」


「でも同時に、一歩、あるいは半歩でも進めたという感覚は、今回の参加者のこころに残ったのではないかと思います。菜の花PJのもう一つの側面、復興を願う皆のこころへ、温かな希望の灯を届けること。HARUで少しでも多くの人に、少しでも温かな灯を届けられたらと思います。」

***

この方も少しふれていますが、東北に住んでいるとは言え、沿岸の地域へ行き、初めて気づくことがあります。
メディアなどで、このままでは荒れるばかりの農地を助けようと、色々なプロジェクトが紹介されているのを目にしますが、その改善されている畑からふと視線をはずせば、すぐそばに雑草ばかりの地があるのです。
恥ずかしながら、私は、現地へ行き、初めて、そのことに気付きました。

この後、HARUも一緒にやろうということが決まり、
種まき、間引きの作業などを経まして、11月現在菜の花はここまで成長しています。
(おいしそうですね!)


ところで、畑での作業中、何人かの散歩中の方々が興味深そうに話しかけてくれました。
そこでもう一つ気付いたこと。

『・・・!!
発芽を見たのも、膨らむつぼみや、鮮やかな黄色を最初に発見するのも私たちではなく、ここに住む人達なんだ!』

私達は毎日若林区に行っているわけでもなければ、今まで地域の方と交流した機会もあまりありませんでした。作業を一緒にやってくれた方もいますが、繋がりがまだまだ足りません。そこで、まずは私達の事を知って、一緒に菜の花を見守ってもらえるきっかけになればと、看板を作ることに!(先日土台が出来ました^^。)


これから、自己紹介などを載せて、今年中には畑に設置をしに行く予定です。

また、菜の花の開花や搾油時に合わせて地域の方を交えたイベントが何か出来ないかと模索中です。
・菜の花の写生大会はどうかな?
・せっかく先生とやるのだから、菜の花がどう塩害に効くのか地域の方と一緒に勉強会をしたい!
・地域、農家の方に還元できるイベントにするにはどうすれば・・・。
などなど。。

以上で活動報告は終わりです。

追伸:
私は、このプロジェクトで初めて若林区に行きました。
上の写真は、夏なので緑の雑草が生えていますが、秋は背丈ほどのうす茶色の雑草で覆われた畑を沢山見ました。本来ならば、実りの秋を迎えていたはず。雑草が、一見当たり前のように生い茂っていますが、これは前々からあったものではないのです。
個人個人意見はあると思いますが、私は何か少しでも農家の方々の力になりたいと思い参加しています。
できるだけ、長く続けて行きたいと思っています。

興味がある、または一緒に活動したいという東北大生はぜひ、
brassica-7no87アットマークgooglegroups.com(菜の花プロジェクトメンバー用メーリス)
まで、お問い合わせください。
迷っている段階でも大丈夫です。
(※但し、上記のアドレスは来月、変更する可能性があります!!すみません。。その際はまた新しいアドレスをご報告するので、ご了承ください。)


長くなってしまいました、、
最後まで、読んでいただいてありがとうございました。
これからも応援よろしくお願いします!

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東北大学地域復興プロジェクト"HARU"は、
東日本大震災からの復興支援・地域再生を目的として結成されたボランティア団体です。
現在は主に、仮設住宅での
支援活動をおこなっています。
東北大学の公認をいただいており、今後も地域に寄り添った活動を続けていく予定です。