2017年9月15日金曜日

9月9日 仮設団地夏祭り

みなさんこんにちは!HARUの渡邉です。

今回わたしたちは、石巻の大森仮設団地でおこなわれた夏祭りのお手伝いをしてきました。

HARUのほかにも、東北大学からはインクストーンズさんとたなぼたさんが流しそうめんをしており、ほかの大学や地域から来られた方たちもいろいろなものを振舞っていました。

わたしたちは100食分のポップコーンをつくりました!味は塩とはちみつを用意しました。ポップコーンがはじめる音と匂いにつれられて、子どもから大人までたくさんの方が来てくださいました(*^^*)




「どっちも混ぜて食べるとおいしいよ」と教えてくれた子や、何度もおかわりをしに来てくれた子もいて、なんだかうれしい気持ちになりました。


最後の方は、子どもたちが袋いっぱいにおみやげ用のポップコーンをお持ち帰りしていきました!(^o^)

ステージでは、みなさんカラオケやライブを楽しんでいて、気持ちよく晴れた空の下、にぎやかなお祭りになったと思います。

来年のお祭りも楽しみです(^^)



2017年9月4日月曜日

8月31日 熊本県立大学の学生をご案内☆ 


こんにちは!HARUの西塚です。



8月31日に、熊本県立大学学生ボランティアステーションに所属している大学生2名と仙台若林区・山元町に行きました※1。

HARUの活動で得たスキルや経験を生かして、私はこれまで複数回にわたって熊本地震の支援活動を行いましたが、お二人とは一緒に熊本で活動をし、交流を続けてきました。



最初の訪問先は震災遺構仙台市立荒浜小学校。

今年の3月に復興応援団※2のツアーで初めて荒浜小学校を訪れた際は校舎内に立ち入ることができませんでしたが、今年の4月より伝承館として施設が公開されています※3。

震災当時の様子だけではなく、イナサや貞山掘などの荒浜の歴史や文化が紹介されていました。

特に私が見入った「思い出ノート」は訪問者が自由に書き綴るもので、外国の方や地元の方のコメントや物語も読むことができます。


I keep imagining my students faces as if they were in this situation breaks my heart.
(ある学校の先生のコメントより)


外装だけではなく校舎内も被災の様子が残っており、被災した子どもたちの状況と同じ場所に立つことで、いっそう身体に響くものがありました。



その後は地下鉄東西線荒井駅内のメモリアル交流館へ※4。

彼女たちが以前訪れた際に見た「仙台沿岸イラストマップ」を参考にして、熊本地震の際には「くまもとめもりーまっぷ」の作成が実現しました※5。

仙台市農業園芸センターやうみの杜水族館といったメジャー施設から地元の人が知る隠れ魅力スポットまで、付箋コメントとともに細かく書かれており、まるで観光案内地図のよう…!

荒浜小学校では震災前後について、メモリアル交流館では復興を視野に入れた震災後の長期的な姿もうかがうことができました。





最後に駆け足になりながら山元町へ。

旧中浜小学校は遺構としての整備がまだ行われていないため、被災の爪痕がはっきりと残っています。

学校の周囲は千年塔と草地。
以前お話をうかがった語り部さんによると、ここには住宅が広がっていたそう。

熊本はまだ仮設住宅ですが、つばめの杜のような新しい街やたくさんの復興住宅の光景を思い浮かべてくれていたようです。



今回は久しぶりのスタディツアーでしたが、色々な気づきがありました。

HARUにはまだまだビジョンの共有が必要です。

その活動(コンテンツ)はどういった意味をもつのだろうか。
コンテンツから入ってコンテンツで満足していないか。
活動後の反省点や改善点はどうして活動前に対処できなかったのか。

被災地ではなく組織に目がいってしまう私ですが、多くの震災ボランティア団体や組織が焦点を変えたり解散したりするなか、震災から6年が経過してもまだ震災支援活動を続けているということは、尋常ではないと思います。

「したいこと・できること」と「しなければならないこと」は表裏一体になっていて、「したいこと・できること」だけ考えては砂上の楼閣。「しなければならないこと」だけ考えると手かせ足かせ、ストレスもたまります。このバランスを今まで綱渡りでとってきたイメージです。

足湯プロジェクトを終えて以来、山元町の活動もかなり活発になってきました。
近々山元町全体を巻き込んだ大きなイベントも開催する予定です。
小さなつながりがつながりを生み、そのつながりをひとつずつ大切にして、ウェビングとして形になってきた成果だと思っています。

今回お二人とのお話から熊本地震の支援もこれからが長く、組織の持続性が将来的な課題になってくると感じました。
今までたくさんの災害支援団体や組織の方とお会いしてきましたが、組織やチームとして学び続けて、イノベーションの波を絶えず起こして全員が波乗りできる組織が強靭なチームではないでしょうか。

HARUも少人数体制は続いていますが、目の前の活動だけを見るのではなく、常に大局を見据えて活動に取り組みたいとリフレクションをかけた1日でした。

☆このようなことを世界防災フォーラムのセッションで発表する予定です※6。



※1 下記サイトで団体の活動報告を知ることができます。
https://www.facebook.com/熊本県立大学学生ボランティアステーション-1185284844868515/)

※2 下記のサイトで施設パンフレットを見ることができます。
https://www.city.sendai.jp/kankyo/shisetsu/ruin_arahama_elementaryschool.html

※3 復興応援団さんのサイトはこちらです。
http://www.fukkou-ouendan.com/

※4 せんだい3.11メモリアル交流館のサイトはこちらです。
http://sendai311-memorial.jp/

※5 「くまもとめもりーまっぷ」の作品はこちらで見ることができます。
http://www.pu-kumamoto.ac.jp/news/detail.php?id=269

※6 世界防災フォーラムのサイトはこちらです。
http://www.worldbosaiforum.com/

8月27日 松林管理(草むしり)のお手伝い

みなさん、こんにちは。HARUの飛彈野です。

6月、7月に続いて、8月も草むしりのお手伝いをしてきました。
今回は、IVUSAさんから100名ほどのたくさんの学生さんがお手伝いに来てくれました。おかげで、いつもより多くの場所で草むしりをすることができました。
割合成長しているものが多く、密集地帯の今までより多く、これまで参加した中で一番大変な草むしりとなりました。



これからも活動は続きますので、参加したい方はぜひHARUにご連絡ください。



東北大学地域復興プロジェクト"HARU"は、
東日本大震災からの復興支援・地域再生を目的として結成されたボランティア団体です。
現在は主に、仮設住宅での
支援活動をおこなっています。
東北大学の公認をいただいており、今後も地域に寄り添った活動を続けていく予定です。