2017年11月29日水曜日

11月26日27日 世界防災フォーラム

こんにちは!HARUの西塚です。

11月25日から28日まで、仙台の国際センターを中心に世界防災フォーラム(The World Bosai Forum/International Disaster Risk Conference 2017 in Sendai)が開催されました!
同時に防災推進国民大会2017と2017防災産業展in仙台が開催され、週末の仙台は防災イベントづくしでした。

私は世界防災フォーラム2日目のFlash Talk Presentationでの発表と3日目のTechnical Sessionの企画運営・発表に関わりました。

Flash Talk Presentationでは、What Works for Sustainable Volunteer Activities toward Reorganizing a Volunteer Team “HARU”という演題で、HARUの6年間の活動をまとめつつ、学習する組織(the Learning Organization)を援用しながら、団体の組織構造を明らかにしようとしました。一つ一つの活動を個別に注目するのではなく、関連を見つけ、システムとして組織全体を見ることが持続可能な組織づくりにつながるという主旨でした!10~15名の方が聞いてくださいました。
(この発表は後日Youtubeに投稿されます汗)


Technical SessionはTracks and Scenarios of Student-driven Volunteer Activities: Focusing on Young Powers Embedded in Long-term Reconstruction from the Great East Japan Earth Quakeという演題で、みまもり隊とSCRUMの3団体で行いました。災害研の共催をいただきながら3カ月前から仲間集めをはじめ、着々と準備を進めてきました。各団体や活動の細部と位置づけが詳しく報告され、貢献・成果・課題の共有とスタッフのモチベーションの源流、日本文化、被災地への関心を高める方法、若者が持つ力などについて、幅広くシェアすることができました。当日来てくださった皆様、ありがとうございました!20~25名の方が来てくださいました。
(当日の発表資料は後日WBFのホームページに掲載されます)


最終日4日目クロージングでのChair’s Summaryでは若者がもつ力への注目が改めて呼びかけられました。多様なステークホルダーが結集してDRRやBBB(Build Back Better)を目指す今回の国際会議の主旨が満たされるとともに、今後も私たちが活動し、その活動の意義をはっきりさせたり活動を整理したりしながら、外へ発信し続けることが大切だと感じました。

二つの発表で強調した点は次の三つです。
①被災地の持続可能な社会を達成するためには持続可能な組織に目を向けなければならないこと(自分たちの足元を見ること)
②良い成果を得るために必要な条件を示すために、事実(人々の声など)→気づき(ニーズとして認識したこと、五感を通して感じたこと)→企画→活動→反省・成果というプロセスを踏んで履歴として残しておくこと
③コンテンツ中心ではなく、その背後にあるニーズや活動の意味を前提にして質の高い(スタッフが達成感を味わえる)活動を行うこと

すごく真面目な話でしたが、ボランティアを楽しみつつ、でも芯のある組織運営をこれからも続けていくことが私たちの使命ではないでしょうか。

みまもり隊の華奏未さん、SCRUMの美織さん、ハイリさん、本当にお疲れさまでした!

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東北大学地域復興プロジェクト"HARU"は、
東日本大震災からの復興支援・地域再生を目的として結成されたボランティア団体です。
現在は主に、仮設住宅での
支援活動をおこなっています。
東北大学の公認をいただいており、今後も地域に寄り添った活動を続けていく予定です。